今月も東京発明学校へのご参加、誠にありがとうございました。
秋らしい一日となったこの日も、多くの来場者にお越しいただきました。

今回の「発明発表オーディション」で見事トップ賞に輝いたのは、兵庫県の村上 尚美さん。
オンラインでの発表ながら、堂々としたプレゼンテーションでした。

村上さんの作品は、完成までに紆余曲折を経たとのこと。
トップ賞受賞が決まった瞬間、目に涙を浮かべていた姿がとても印象的でした。
受賞後には、完成までの体験談を語ってくださり、「あきらめずに続けることの大切さ」が会場に伝わったひとときでした。

企業審査員からは「商品化に向けて相談したい」という札が入りました。
審査員の希望により、すぐに商品化とまではいかなくても「もう少し詳しく話を聞いてみたい」という意向を示す札を新しく設けたところ、さっそく活用される場面となりました。

企業講演では、発明家であり、会員の3Dプリンター試作をサポートしてくださっている「はちらぼ」代表の岩崎先生に、3DCADと3Dプリンターについてお話しいただきました。
講演の終盤では、実際に3DCADを操作しながらモデリングの楽しさや手軽さを披露してくださり、参加者の皆さんも3Dものづくりをより身近に感じられたようです。

また、今回は公開契約調印式が行われ、小林聰高（トシタカ）さんと三陽プレシジョンとの契約が締結されました。
結束バンドを保持するためのリストバンドで、現場作業に最適なアイデアグッズとのことです。
すでにホームセンターから引き合いも入っているそうで、今後の展開が注目されます。

次回の開催は11月15日（土）です。たくさんのご参加をお待ちしております。
また、11月の発明発表も募集中です。お申し込みは、資料の到着をもって完了となりますので、お早めにお手続きください。