一般社団法人 発明学会

2月の東京発明学校ご参加ありがとうございました

2026/02/26 (木)

2026年2月東京発明学校

今月も東京発明学校へ多くの方にご来場いただき、誠にありがとうございました。

今回、トップ賞に選ばれたのは、千葉県からお越しの中村 由伸さんです。
点眼補助に関する発表で、発想のユニークさが高く評価されました。
商品化まではまだ時間を要しそうではありますが、新しい点眼方法として、会場からは大きな注目と評価を集めました。

企業講演では、株式会社プロパティの李先生をお迎えし、
「現役調査員が教える特許調査の始め方」というテーマでご講演いただきました。

同社では、特許・意匠などの知財情報をもとにした調査業務を幅広く手がけており、
発明家がアイデアを形にする前に押さえておきたい「調査の基本」や「漏れを減らすための考え方」について、実践的に解説していただきました。

李先生は講演の中で、
「漏れない調査を目指すなら、キーワードだけでなく、分類(IPCや日本独自分類)と必ず組み合わせることが重要」
である点を、繰り返し強調されていました。

また、キーワード設計においては、同義語・類義語・表記ゆれに加え、上位概念・下位概念まで視野に入れる必要があること、
さらに検索式を作成する際には、「同じ概念のものをANDでつないではいけない」という重要な注意点についても、具体例を交えながら分かりやすく解説されました。

講演後半では、中国における知財教育や発明活動の活発さ、商標の周辺戦略、不正競争防止における注意点などにも触れられ、「特許だけを調べていれば安心」とは言い切れない現実についても学べる内容となりました。

参加者の皆さまにとって、今後の発明活動をより安全に、そしてより確実に進めていくための多くのヒントが得られる講演となったのではないでしょうか。

また、今回は公開契約調印式が行われ、伊藤真さんと三陽プレシジョンとの契約が締結されました。

今回契約に至ったのは、約1年半前に東京発明学校で発表された、日本語入力を支援するキーボード補助装置です。
タッチタイピングが苦手な人でも入力ミスに早く気づける仕組みが評価され、発表当時に企業関係者の目に留まったことが契機となりました。

その後、実用化に向けて検証と改良が重ねられ、OSやセキュリティ環境の違いといった課題を乗り越え、今回の正式契約に至りました。

調印式では契約書への署名と記念撮影が行われ、発明が社会に向けて一歩踏み出す瞬間を、来場者全員で見届ける貴重な機会となりました。

次回は3月21日の開催となります。
発明発表オーディションの3月の申し込みは、若干の空きがございますので、お申し込みはお早めに。

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