チャック袋を一発で閉じる“便利な器具”が商品化採用
2025/06/26 (木)

発明学会の会員・和田光子さんが第27回(2023年)身近なヒント発明展に出品した作品『イッパツ チャック 簡単袋とじ』が、スマイルキッズ株式会社より商品化されることが決まりました!
このアイデアは、ペットのウサギとオカメインコのおやつを保管するチャック袋を毎回手で閉めるのが面倒だったことから着想を得たもの。アクリル板で試作してみたものの、当初は「発明展に出すほどのものではないかも…」と約10年間お蔵入りしていたそうです。
しかし、満を持して応募された『イッパツ チャック』は、見事「100選」に入選。展示会場では「チャック袋って確かに面倒!」と共感の声が多く寄せられ、和田さん自身も「有頂天気分だった」と語ります。
その後、企業とのリモート会議、3Dプリンター試作などを経て、ついに金型図面が仕上がった瞬間、「旅に出した我が子がついに形になった」と実感されたそうです。
和田さんは、商品化に至ったポイントについて、「チャック袋という便利でありながら実は不便もあるアイテムに対し、企業側も“自分ごと”として気づけた時代背景があったのでは」と分析。
和田さんは他の発明者へのメッセージとして、こう語ってくれました。
「世界はヒントだらけです。発明は、身近な気づきからワンダーランドへと続いていきます。共に発明を楽しみましょう!」
『イッパツ チャック 簡単袋とじ』は、まさに「ちょっとの工夫」が「大きな便利」につながった好例。今後の反響が楽しみです!