子どもの特許出願、気になる費用は?
2024/09/10 (火)

先日、当会の会員である小学生の奥天優衣さんが、特許を取得したという嬉しいニュースがネットに掲載されていました。
優衣さんは小学生ながらも、発明のアイデアを形にし、特許を取得するという偉業を成し遂げました。
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通常、小学生が特許を取得するのは非常に難しいことです。
特許の出願には、技術的な知識や複雑な書類の準備が必要であり、一人で進めるのは大人でも困難です。
そのため、優衣さんは弁理士の力を借りて特許出願を行いました。
一般的に、特許事務所に特許出願をお願いして、権利化までには約60万円ほどの費用がかかるのが相場です。
この金額は、特に子どもたちやその家族にとって経済的な負担となります。
しかし、優衣さんは発明学会の「こども発明1万円特許出願サポートプログラム」を利用することで、特許取得にかかった費用はわずか70,000円程度に抑えることができました。
これは非常に驚くべき価格であり、特許取得のハードルを大幅に下げるものです。
この低価格を実現できた背景には、発明学会の顧問弁理士である「メタライツ特許商標事務所」の木村浩也先生の尽力があります。
木村先生と発明学会のコラボレーションにより、子どもたちが自分の発明を特許として形にできるような支援が可能となったのです。
木村先生は、「最近の日本発の大発明家がいない。若い子たちが手にしている技術の発祥はすべて外国。一昔前は、ウォークマンや白物家電など、日本製品が世界を席巻していた。もう一度強い日本を取り戻したい」という強い思いから、このプログラムをスタートさせました。
日本の若い世代が再び技術革新の担い手となり、世界に誇れる発明家として活躍することを目指しています。
このプログラムを利用するための条件は以下の通りです。
・発明学会会員で未成年の方
・「身近なヒント発明展 こども発明部門」で一次審査に合格した方
・木村弁理士との面談が可能で、特許制度の内容を理解してくださる方
この条件を満たすことで、通常の数分の一の費用で特許出願のサポートを受けることができます。
子どもたちの創造力や発想力を育み、彼らが将来の技術者や発明家として成長するための大きな助けとなることでしょう。
こども発明特許出願プログラムについて、さらに詳しい内容は以下の紹介動画でご覧いただけます。