一般社団法人 発明学会

こもり熱対策グッズ「熱・こもらーず」が商品化!

2024/04/03 (水)

公開契約調印式

仲井行忠さんと康子さんご夫妻が開発した介護グッズ『熱・こもらーず』が商品化されました。この発明は、康子さんが寝たきりの親の在宅介護を経験し、介護の負担軽減を目指して生まれました。最初の形状は「トリカルネット」という樹脂製ネットを円筒状にしたもので、通気性を良くしてこもり熱を放出する目的がありました。さらに、保冷剤を入れて冷やすことも可能です。

産業交流展2022」での出展をきっかけに、埼玉県の「光和ネットサービス株式会社」との出会いがありました。介護現場での試作品のフィードバックを受け、安全性や弾力性、通気性、衛生面の改善が求められました。トリカルネット方式では実現が難しいと判断し、康子さんは通気に特化した弾力性素材を使用することで解決策を見出しました。この素材はポリエチレンやポリエステルの繊維が絡まっており、要求された条件をクリアしました。

介護クッション「熱・こもらーず」のモニタリングを通じて、介護現場から多くの要望を受け、商品化が決定しました。東京発明学校内での公開契約調印式も無事に行われ、その様子はハイライト動画で公開されています。

公開契約調印式「熱・こもらーず」

この素晴らしい発明が、これからも多くの介護現場で役立つことを願っています。もっと詳しく知りたい方は、公式サイトをチェックしてみてください!

「熱・こもらーず」公式サイト
https://netsukomo.jp/

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