一般社団法人 発明学会

5月の東京発明学校ご参加ありがとうございました

2026/05/20 (水)

2026年5月東京発明学校

晴天の中、たくさんの皆さまにご参加いただき、誠にありがとうございました。

今回、トップ賞に選ばれたのは、小林桂樹さん(東京都)です。

小林さんは、先々月に続いて2回連続のトップ賞受賞となりました。先月はトップ賞大会の開催だったため、通常回としては連続受賞です。早くも、次回での3回連続受賞を目指すと意気込んでいらっしゃいました。

企業講演では、特許商標事務所の弁理士・木村弘成先生にご登壇いただき、不正競争防止法についてお話しいただきました。

発明品やオリジナル商品を守るには、特許・意匠・商標の出願が基本です。
しかし、登録されるまでには時間がかかります。

では、その間に真似されてしまったらどうするのか。

そこで知っておきたいのが、不正競争防止法です。

不正競争防止法は、特許権や商標権のような権利そのものではありませんが、一定の条件に当てはまる場合、模倣品の販売を止めさせたり、損害賠償を求めたりできる可能性があります。

特に個人発明家に関係が深いのは、商品の形を真似された場合です。

商品の形や見た目をそのままコピーされた場合、意匠登録がまだなくても、不正競争防止法で対応できることがあります。
ただし、保護されるのは発売から3年間に限られるため、長く守りたい場合は、やはり早めに意匠出願を検討することが大切です。

また、商品名やロゴ、パッケージについても、広く知られている場合には保護される可能性があります。
ノウハウや顧客情報なども、きちんと秘密として管理していれば、営業秘密として守られることがあります。

一方で、不正競争防止法は万能ではありません。
出願していない場合の助けにはなりますが、条件は厳しく、証拠も必要になります。

発売日、販売ページ、広告、SNS投稿、模倣品の写真などをきちんと残しておくことが、いざという時の備えになります。

発明品を世に出す際には、出願による権利化とあわせて、不正競争防止法という守り方も知っておくことが大切だと感じる、大変実践的な講演でした。

また、最後には、企業と発明家による公開契約調印式が行われました。

今回契約されたのは、発明家の林勝郎さんと、株式会社スリーエーさんです。

商品名は、ポールスタンド「ポント」。
タープや日よけ用のポールを立てるための土台で、地面に杭を打たず、車のタイヤで本体を踏んで固定する仕組みです。設営は約1分。アスファルトや硬い地面でも使える点が特徴です。

発明家のアイデアが企業との連携によって商品化へ進んでいく、大変意義深い場となりました。

次回は、6月20日(土)開催です。

次回も、弁理士の先生による、発明家に向けた講演を予定しております。
ぜひご参加ください。

次回の東京発明学校
https://www.hatsumei.or.jp/sunday/tokyo.html#next

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