子どもの発想から未来の発明家へ ― こども発明サポートプログラム
2025/09/17 (水)

身近なヒント発明展の一次審査合格者が発表され、現在、毎日のようにお問い合わせをいただいております。
合格者は老若男女を問わず幅広く、さまざまな方が選ばれています。
その中で、こども発明部門に関するご相談も少なくありません。こちらは「ご自身で出願する」というよりも、発明学会の特別プログラム 「こども発明サポートプログラム」 を利用して出願を希望される方が多いのが特徴です。
このプログラムは、当会顧問弁理士である 木村浩成先生 の全面的なご協力により、特許庁への出願を手数料50,000円(出願料別) でサポートするというものです。
通常、特許庁への出願を専門家に依頼すると 20万~30万円程度 かかることが一般的ですが、それを大幅に抑えて提供いただいています。
その理由については、木村先生が次のように語っています。
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「昔は日本の家電や自動車が世界市場を席巻していましたが、今の若者が使う主要なサービスや製品はアメリカや中国、韓国発のものが多く、日本発の大きな発明家がなかなか現れていないことを危惧しています。
世界で勝負できる人材を育てたいという思いから、子どもたちが小さい頃から発明を通じて成功体験を積み、将来、日本初のヒット商品を生み出してほしいと考えています。そのため、ほぼボランティアのような形で子どもたちの特許出願をサポートしています。」
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こども発明といっても決して侮れません。
大人顔負けの実験が行われたり、こどもならではの柔軟な発想や独自の解決方法が提示されたりと、話を伺うだけでも非常に刺激的です。
この小さな挑戦の積み重ねから、やがて日本発の大きな発明が生まれることを願っています。
ぜひ本プログラムにご注目いただき、未来の発明家たちを一緒に応援していただければ幸いです。